ひきこもり日記。
今日(昨日)も朝からチラホラ小雪が舞う極寒日。
鼠色で覆われた空と同じように、どんよりパッとしない一日。
四国のクソ田舎に住んでいた、亡き父の冬の趣味は狩猟(キジ撃ち)であった。
猟が解禁になると撃ち手(父)と猟犬(ポインター)、勢子(自分)の3人、いや
2人と1匹で冬山に入り一日中山鳥や雉を追い続けた。
見事獲物を仕留めた日は、父も自分も犬も最高のドヤ顔で家に凱旋し、
台所での鳥の解体ショーから締めの雑炊までお祭り騒ぎで盛り上がったが
あえなく空振りに終わった日は、釣りに出かけてボウズだったマスオと波平よろしく
晩飯が調達できなかった事でキジ鍋予定が急遽水炊きに格下げになり、家で期待
していた母と妹からの視線が厳しかったりもした。
ハンティングの面白さは、そもそも獲物の存在の有無はもちろん、
犬の資質や撃ち手のスキル、道なき道をこいでひと山もふた山も
越えていく体力など、複合的な要素からなる結果が伴った時の
達成感であるが、もちろん天然最高のジビエで美味である事もたしか。
そんな奥深く、それでいて美味しい結果がもたらされる趣味を
やってみようと決意する。
いつか。
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